街を耕す4

団地の中に、田んぼたなびき、工場の煙突が煙る  県営住宅は今は外国人や若い夫婦がおおくいたり、きれいになったりしているあるので状況は違うが。 私が出入りし始めたのは、バブル崩壊前一年前から、世紀末までの間だった。    だだ、ある家庭の一室に集まりお茶をのんだり話を聞いたりすることしか7年間できなかった。 20代だった私を相手に様々な話を嬉しそうにしてくれる時はなんかそれで…

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街を耕す3

我、田んぼの穂の実りをみながら、仲間の旅芸人の一座と宿取る。泊まりし村の祭りのかなかで、唄を歌わん。  20年足らず小学生の終わりから、社会人となり結婚してでていくまで、横浜の南の港南区の一角に住んでいても、私は旅芸人の1人にすぎなかったのだと思う。  多くの中堅層が住む住宅にから、遠くビル群のような県営住宅を見ながら、私は旅芸人の昔からの田園地帯を歩きながら、また新興住宅にある高校…

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町をたがやす2

 話が多く飛ぶ前に結論めいたことを書いておく。  生きている年代、そのひとの考えで街は違って見える。 掘り起こし、耕すように人に話しかける聴き、与え与えられて、生きている街のガイアのようなものが引き継がれ育っていくのがみえるのだと思う。  そのガイアはその町によって違う。横浜の港南区、逗子、鎌倉、川崎、それなら少し私は街のガイアを書けると思う。

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