租税の思想史⑩

国家権力を超えて課税主体が存在しないと国際企業には対抗できない。  欧州議会が存在し、首相が存在する欧州共同体で金融取り引きに課税する試みが少しでも始まったのは新しい芽吹きだと思う。

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租税の思想史⑨

アイスランドで法人税率が大幅に引き下げられ、世界各地で値下げ競走が始まった。 所得税とりわけも、特に金融資産に関しても値下げ競走が始まった。だけれども税率がゼロになったわけではない。  それぞれ、国の枠内で対応を試みてきた。特別な優遇措置の縮小や消費税の拡大、 国家の租税組織同士の連携が図られている。  企業が、国を超えている以上限界はあるにしても。

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租税の思想史⑦

今、税は世界を超えて影響しあっている。経済は世界を超えて繋がり、企業は世界を席巻している。そして、お金、金融が実体経済上回り各国の税はふきとばされそうになる。法人税、所得税の値下げ競走が行われたのもその流れの中である。しかし、その中で新しい流れが税にはおきてきた。特にヨーロッパで

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