租税の思想史東西比較③

 近代欧米の税の枠組みを入れている日本だが、やはりもう一つ中国の律令制度 が今も枠組みとして残っていると思う。それと神への供え物として税が源流としてある。  律令制度を導入した藤原氏鎌足、不比等や中大兄皇子そしてその弟、娘の持統天皇の偉業により 今の日本を作ったと思う。東アジアの大きな枠組の二課で作られたのと違いはあるが、欧米列強の枠組下の明治維新も彼らの土台のもとに作られたといっても…

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租税の思想史 東西比較②

年貢を取りすぎて一揆は起きたとしても。年貢そのものをなくせとはならないのは、 源流が神に捧げる貢物として 税があるからなのだと思う。 律令制度を中国から取り入れてもその源流は消えなかった。むしろ律令制度が緩んでも、消えなかったとも言えるのかもしれない

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非欧米の租税の源流 東西比較①

豊作を祈るための宗教儀式 その神に捧げる貢物が、租税の源流と日本では言えるのかもしれない。  南洋諸島やインカ帝国でも 同じような形が見られる。  そして、民衆と首長、そして神の代理人とも言うべき皇帝の連なりがパラレルに被る。  その構造はどこかで今も社会に残っていると思う。例え欧米の税の制度を導入したとしても

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