生活保護手帳別冊応答集

最新の生活保護手帳と応答集を読み返した。現場のケースワーカーや生活保護を受ける人の肉声が聞こえててくる本だと思う。しかし扶養義務者に一年に一回は調査をかけるくだりの記述は読んでいて辛い。ケースワーカーは福祉の専門職でなおかつ言葉のスキルがないとうつ病になってもおかしくないと思う。
ただ収入資産状況の調査は申請時の条件にしなければある程度は仕方ないのかもしれない。それがわかると使える制度があったり生活を整える基盤にもなる。所得税の確定申告はこのような必要情報を整理するのによい。この観点で自治体ホームページを見たりすると役立つ事が多い。逆にこの視点を持って福祉関係部署や窓口にいる地方公務員が仕事をするなら公務員叩きは少しはおさまると思う。むしろボーナスを増やしてあげて欲しい。知識と意識とコミュニケーション力をつけるのに地方公務員には確定申告の手引きと生活保護手帳は読んで欲しい。なぜなら悲しいが公務員への信頼や共感は完全に崩壊したから。なにをいっても言い訳としか取られない現実を直視するしかない。

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