鎌倉市役所の移転って、本当に得なの?──深沢開発と税収の20年シミュレーション

鎌倉市役所の移転って、本当に得なの?──深沢開発と税収の20年シミュレーション
こんにちは。今回は、鎌倉市役所の移転と深沢地区の再開発について、「お金の出入り」という視点から整理してみたいと思います。

🏢 なぜ市役所を移転するの?
今の鎌倉市役所は老朽化が進み、耐震性やスペース不足などの課題があります。そこで、新たに深沢地区に市役所を移転するという計画が進められています。移転にかかる費用は、建設費と現庁舎の再整備費用を合わせておよそ310億円にものぼるとされています。

それって本当に必要?それだけの投資で、未来に何か「リターン」があるの?──そんな疑問を持った方も多いと思います。

🌱 深沢地区の開発で税収が増える?
市は、深沢地区のまちづくりが進むことで、新しい住宅や商業施設が増え、結果として年間16億円程度の税収増が期待できるとしています。

つまり、最初に大きなお金を使っても、その後に税金収入が増えていけば、長い目で見れば“元が取れる”というわけですね。

📊 20年間の収支をざっくり計算してみた
そこで今回は、2024年から20年間、毎年の「支出」と「収入」を表にしてみました。

年度 市役所移転費用 想定される税収増 年間の差額 累計収支
2024 1億円 0円 -1億円 -1億円
2025 4億円 0円 -4億円 -5億円
2026 50億円 0円 -50億円 -55億円
2027 60億円 0円 -60億円 -115億円
2028 55億円 0円 -55億円 -170億円
2029 5億円 0円 -5億円 -175億円
2030 10億円 2億円 -8億円 -183億円
2031 60億円 5億円 -55億円 -238億円
2032 60億円 10億円 -50億円 -288億円
2033 5億円 15億円 +10億円 -278億円
2034〜2043 0円 16億円ずつ +16億円/年 徐々に改善して-118億円に

※実際の金額は状況によって前後しますが、概算としてご覧ください。

💡 結論:回収には時間がかかるけど、投資としての意味はある
この試算を見ると、最初の10年ほどは大赤字。しかし、その後は毎年16億円ずつ税収が増えることで、20年後には累計の赤字が118億円まで回復します。さらに30年、40年と長く見れば、黒字化する可能性も十分にあるわけです。

市役所移転は「目に見える出費」なので不安になりますが、都市計画としての回収は長期的に見ていく必要があります。どこに税金を使い、どんなまちをつくるか──私たち一人ひとりの視点も、問われているのかもしれません。

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